2014年06月30日
久しぶりの更新です。
このサイトを作り、全国に皆様へ多数のエンジンを販売させて頂きました。
同時にエンジン調整に対してのお問い合わせも多いので、基本的なキャブレター調整法を書いてみます。
エンジンのLニードル、Hニードル共にメーカー出荷時に近い状態を想定します。
調整方法として重要な点としてグローエンジンのキャブレターとは違い、ガソリンエンジンに使われてるWalbroタイプのキャブレターは、アイドリング状態から中速、高速まで全域をLニードルが担当します。。
Hニードルは中速以上の高速回転の燃料量を増やす目的で調整致します。
先ずアイドリングの状態で回し、Lニードルを徐々絞ります。
回転数が最高になる点まで絞ります。回転数の最大点を過ぎるとエンジンは燃料不足から止まります。
そこから少しずつですがLニードルを空け、吹き上がりを確認します。
Lニードルの燃料が少ないと吹き上がり時に息つきを起こしスムーズな回転上昇が得られません。
L側が決まりましたらエンジンを全開にし、Hニードルを最高回転に合わせます。
これで大まかなニードルセットは終わりですが、シリンダー温が上がった場合を考慮し、L側を1/8〜1/4回転程度、開くのがベストです。
中速を濃い目に設定したい場合はLとHの両方を濃い目に開く事で設定が変わります。
冷間時の始動性はLニードルを絞り過ぎても悪くなります。
上記の設定は点火時期とイグナイター、スパークプラグが正常の場合です。
例外てしてリードバルブエンジン以外のピストンバルブ方法にエンジンは圧縮の低下からアイドリングから中速への吹き上がり調整が難しい場合も有ります。