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2020年5月
店長日記:2
2020年05月23日
初回、入荷のエンジンをテスト致しました。
付属のマフラーは使わず、自作キャニスターでの始動を行いました。
自作キャニスターはアイドリング時のバックプレシャーが少なくアイドリングと始動性に適合が無いエンジンも有りです。
先ず始動性ですがキャブに燃料が届けば容易に始動致します。アイドリング時の振動も少なく安定した回転を続けてますが冷間時には若干、L側が濃いめに感じますがシリンダー温度が上がれば問題は無いと思います。
吹き上がりも良好ですが、最大の魅力はやはりパワーです。
35ccクラスですGPを越える製品は現時点では見当たりません。
気になるのは、エンジン搭載時に必要なスタンドオフが長めな点だけです。
長めのマウントは振動も多く出ますので防火壁の工夫で短めのエンジン搭載が理想と感じました。
エンジンとは関係が有りませんが、現時点での市販キャニスターでは消音効果は期待できますが、パワーダウンする製品ばかりです。当方での試作ではパワーダウンの少ない消音器の構造を確認致しましたので、ヘダーと共に用意致します。
30ccクラスは需要も多く今後の展開を期待しております。
マニュアルは全エンジン共通の為、付属されません。
下記のURLがマニュアルとなります。
https://www.gpengine.world/archive/news/item/GP%20Engine_Instruction%20Manual.pdf
2020年05月15日
更新を怠っていた日記ですが、良いエンジン情報が届きましたので詳細をお知らせ致します。
国内外共に30ccクラスのエンジン重要が高く、販売数的には良好なエンジンクラスですが、生産メーカーでは利幅が少なく開発が遅れてしまいます。
GP社でも数年前から30ccクラスのエンジン需要を考え、長期的な開発を行ってました。
金型などのコストから76ccを先行販売し部品の流用を38ccに行うことでコストダウンを行いました。78とシリンダー、ピストン類を使いクランクケースとクランクシャフトを新規に開発致しました。
クランクケースは78cc同様、高強度ダイキャストを使いシリンダー取りつけ部とスタンドオフ部の強度を確保致しました。
高強度クランクケースはシリンダー取りつけ部のねじ山に過剰なトルクを掛けた場合も耐えられ、テストでは航空機に使われるジュラルミン削り出しクランクケースを優りました。ピストンはアクロエンジンではトップブブランドの某エンジンと同じ台湾メーカー製を使っており耐久力を得ております。
以前のシリンダーの一部に加工精度が低い製品が見られましたが、現在の製品は制度も上がり品質確認のナンバーもレザーで書かれており向上致しました。
他社製の高価なエンジンが工場でシリンダーとピストンとの精度確認の為、テスト始動が必要となり実行されております。
キャブもコストダウンから61に使われてるWalbro製HDタイプが使われおります。
始動性と吹き上がりに問題が無ければHDタイプで良いと思いますが燃費などに影響する霧化に付きましてはベストとは考えられません。キャブに付きましては新規到着エンジンでテストを行ってみます。
続く
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