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2012年12月
店長日記:3
2012年12月17日
イタリーのミンター社(ラテンの発音ではミントル)の代理店になり1年が過ぎました。その間に数十台のエンジンを輸入しましたが、入荷の度に製造方法など細かな変化に気が付きます。
今月、入荷のエンジンの場合、クランクケースの表面がパーカーライジング処理されてました。
長期間使いますと削り出しのジュラルミンの地肌の酸化が始まります。
酸化防止の為の表面加工ですがメカ好きの人間にはやはりジュラの地肌が好みです。
60ccと22ccの様に削り出したシリンダーを内面のプラズマ処理の為に必要なサンドブラスト修理も魅力を損ねてると感じます。
日本の好みをこれからは積極的にメーカーへ伝え品質の改善と共に見た目の注文も付けてみたいと考えてます。
相手がイタリア人ですのでどの程度、要望が通じるかわかりませんが、、。
そして過去に他社から購入されたエンジンの修理でお困りでしたらご相談ください。
単気筒ですと圧縮の低下とコンロッドの磨耗、二気筒でしたら低速からの吹き上がりの問題などが多く起こります。
全て対応致します。
2012年12月08日
ネットを通じガソリンエンジンの販売を初めて時間が経ち、販売数の増加と共に修理依頼も多くなりました。
修理を行う度にエンジンの弱点も判るようになりました。
エンジンのダメージに繋がる点としてガソリンとの混合に使われるオイルが有ります。
中華製エンジンの様に若干ですが精度が低い製品の場合、やはり部分合成油がベストに感じます。
部分合成油の使用は中華製エンジンメーカー各社が強く薦めております。
部分合成油と書くと粗悪な2サイクルオイルと考える方も居りますが国産の部分合成油にはJIS規格のFDをクリアーしてる製品も多く有ります。
部分合成油の場合、1:100など使用は不可能ですが慣らしから通常の飛行まで安定した温度管理が可能です。
温度の安定はシリンダー内部の保護とベアリング部の寿命も長くなります。
同じ温度管理で言えばエンジン分解時クランクケースと共にベアリングの温度を上げ過ぎるのも、その後にベアリングに大きなダメージを与えますので要注意です。
2012年12月02日
販売を始めたガソリン対応の燃料供給ポンプの評価を兼ね、斎藤製作所製 4サイクル90ツインを改造とテストを行いました。
イグナイターはRCEXL製を使い、キャブレターはグローのまま、燃料供給システムを取り付けました。
点火時期の見当が付かなかったのでプロペラハブ側にジュラルミン製のリングを付け点火時期用マグネットの位置を変える方法をとりました。
プロペラはAPCの13X6を使い、高速側が9500rpm、アイドリングは1500rpmと実用性を十分確認致しました。
交互爆発の独特なエンジン音もなかなかの魅力でした。
次はOS-90FSをグローキャブのままで回してみます。
結果が出次第、評価を載せますのでご覧ください。


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