ホーム店長日記今年はキャブレターの話から
店長日記
今年はキャブレターの話から
2013年01月13日
新しい年が始まりました。
今年は昨年以上にエンジンの販売と整備に力を入れたいと考えます。
多くの商品が英字での説明の為、日本語版の使用説明も作らなければ、、。
先ずはMINTORの製品説明から始めます。
共通した説明としてガソリンエンジン用のキャブレターの説明も重要ですので、少しですが書いてみます。
グローエンジンの場合、ハイ側で全体の燃料量を決め、スロー側は必要なだけ絞る方法が一般的です。
産業用に開発されたWALBROなどのキャブの場合、全体量をスロー側が受け持ちます。
スロットル弁が閉じた状態では弁の影に入る燃料口のみガスが供給され、高速側からの燃料は吸い込む空気は正圧の為、燃料はほとんど出ません。
ハイ側のニードルを絞った状態で、スロー側を極端に濃い場合は高速まで回せますが、スローを絞った状態で高速側の絞りだけで回した場合、ハイが回ってもスローは回りません。
実際の調整ですが、エンジンメーカーの説明に有る絞り量でエンジンを始動し、暖気後、アイドリングからの吹き上がりの良い絞りを探します。
その状態から高速回転での絞りを探す方法が一般的な設定となります。
中速域での濃度は低速側と高速側の絞りが重なりますので両方の設定で多少ですが濃い状態と薄めのセッティングも可能です。
圧縮が強く、ノッキングを警戒したセットの場合は低速、中速共に濃い設定が必要な場合も有ります。
同じくシリンダーの温度上昇に伴い暖気時に比べ燃料量を僅かに多く設定すると、高速回転から中速、低速への移行時にアイドリングの落ち着きも良好となります。
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス